Canon – フルサイズミラーレスカメラ&レンズのスペックや特徴を一覧比較 –

2018年10月1日

トップ画像2012年秋。
満を持して発売されたキヤノンミラーレスカメラ初号機のEOS Mは、新マウントのEF-MマウントにAPS-Cサイズのセンサーを組み合わせた、まさに一眼レフのEOSから受け継がれた高画質カメラとして登場しました。しかし、それ以上でもそれ以下でもなく、個性の乏しいカメラでありました。その上AF(オートフォーカス)も遅く、専用レンズも2本だけしかなく、お世辞にも評価の高い順調な船出とは言えませんでした。

その後、モデルチェンジを重ねてEOS M3となっても、初めの芳しくない評価が覆ることは有りませんでした。しかし、2016年に発売されたM5(M4は欠番)によって大きく評価は変わりました。M5は、それまでの背面液晶だけのスタイルから、一眼レフのようにセンターにEVF(ファインダー)を持つスタイルに変更され、一眼レフで培ったDual Pixel CMOS AF(撮像面位相差AF)を搭載することにより一気にAF速度と動体撮影能力を向上させた結果、メインカメラとして十分使えるミラーレスカメラに急成長を遂げました。

そして、初代「EOS M」誕生から6年。
遂にフルサイズセンサーを積んだミラーレスカメラ「EOS R」が誕生しました!

注目されたマウントには新型の大口径マウントRFマウントが採用され、その大口径ショートバックフォーカスを生かした高性能レンズが多数生まれることが予想されています。

もちろん、最初に登場する4本の専用レンズ達、中でも標準ズームレンズで開放F値2.0を誇る「RF28-70mmF2 L USM」がどのような性能のレンズに仕上がっているのか?

いやが上にも期待が高まりますね。

カメラボディ

EOS R

eos-r

  • 約3030万画素(ローパス有り)
  • 常用ISO感度:100-25600
  • 連射速度:最高8コマ/秒
  • 測距エリア:横約88%×縦約100%
  • ファインダー:369万画素(有機EL)
  • ボディ内手ぶれ補正:なし
  • 重量:約580g(本体のみ)
サンプル画像へのリンク

ベタ(熱帯魚)引用元:Canon

RFマウントを新採用したフルサイズミラーレスカメラ「EOS Rシステム」の初号機。
約3,000万画素と、とてもバランスの良い画素数を採用し、連写速度も約8コマ/秒とまずまずの速度で、風景からスポーツまでどんな用途にも過不足ないスペックのカメラになっています。ここから始まる「EOS Rシステム」がどのようなカメラシステムに育っていくのか、本当に楽しみですね!


レンズ

ズームレンズ

RF24-105mm F4L IS USM

RF24-105

  • レンズ構成:13群19枚
  • 最短撮影距離:0.39m
  • 最大撮影倍率:0.18倍
  • 焦点距離:24-105mm
  • フィルター径:φ77mm
  • 光学式手ぶれ補正:あり
  • 大きさ:最大径φ83.5mm、全長107.3mm
  • 重量:約700g
サンプル画像へのリンク

RF24-105-MTF

新しく誕生した「RFマウント」の中核を担う開放F値4.0通しのいわゆる小三元標準ズームレンズです。同じスペックの一眼レフ用EFマウントレンズと比べて、約100g軽量とミラーレスの利点を生かしたレンズに仕上がっています。サンプル画像を見たところ、とてもリアルな写りのレンズに感じ、どのような撮影もそつなくこなせる良い意味で優等生的なレンズに感じました。ボケ味も自然ですよ。

RF28-70mm F2L USM

RF28-70mm F2L USM

  • レンズ構成:13群19枚
  • 最短撮影距離:0.39m
  • 最大撮影倍率:0.18倍
  • 焦点距離:24-70mm
  • フィルター径:φ95mm
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ103.8mm、全長139.8mm
  • 重量:約1,430g
サンプル画像へのリンク

RF28-70-MTF

EOS Rシステムだからこそ実用化できた、ズーム全域で開放F値2.0を誇る大口径レンズで、スーパーUDレンズをはじめとする特殊レンズをふんだんに使う事により、驚異の明るさと高解像・高コントラストを実現しています。フルサイズでF2.0の明るさのレンズは、今まで単焦点レンズしか例がなく、その明るさをズーム全域で使用できることから、このレンズから今までのない作画が生まれる事になるでしょう。

単焦点レンズ

RF50mm F1.2L USM

RF50mm F1.2L

  • レンズ構成:9群15枚
  • 最短撮影距離:0.4m
  • 最大撮影倍率:0.19倍
  • 焦点距離:50mm
  • フィルター径:φ77mm
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ89.8mm、全長108mm
  • 重量:約950g
サンプル画像へのリンク

RF50mm F1.2L-MTF

一昔前までの標準単焦点レンズには、絞りを挟んで左右対称に近いレンズ構成のダブルガウス型が使われることが多く、キヤノンのEF50mm F1.2L USMでも、そのレンズ構成が使われていました。しかし、ダブルガウス型は大口径化するほどコマ収差が大きくなり、画像周辺の画質を確保するのが難しくなります。そして、明るくなる分、相対的に周辺光量の低下も目立つ事になります。そこでこのレンズでは、大口径ショートバックフォーカスの新マウントの特性を生かし、新しいレンズ構成にチャレンジしています。高性能レンズを惜しげもなく使った構成により、標準レンズにしては大きく重くなってしまいましたが、その分画質は素晴らしく、特に女性ポートレートは息をのむ美しさです。

RF35mm F1.8 マクロ IS STM

RF35mm F1.8 マクロ IS STM

  • レンズ構成:9群11枚
  • 最短撮影距離:0.17m
  • 最大撮影倍率:0.5倍
  • 焦点距離:35mm
  • フィルター径:φ52mm
  • 光学式手ぶれ補正:なし
  • 大きさ:最大径φ74.4mm、全長62.8mm
  • 重量:約305g
サンプル画像へのリンク

RF35mm F1.8-MTF

35㎜の単焦点にハーフマクロ(撮影倍率0.5倍)機能が付いたのね。ふーん、と最初は思ったのですが、よく考えてみると35㎜の広角レンズで開放F1.8の明るさ。しかもハーフマクロレンズって、ほとんど見たことのないスペックのレンズです。今までのレンズは、マクロなら開放F2.8程度だし、開放F1.8なら寄れない。その両方を兼ね備えたこのレンズなら、お散歩スナップをしていて小さな花を見つけたなんてシチュエーションに最適ですね。

Posted by あき