デジタルデュープした白黒ネガを一発で階調反転する方法!

デジタルデュープフィルム写真

今回はいよいよ撮影したネガフィルムをフォトショップを使って反転し、写真としてみられる状態にして行きますが、この画像処理編も2回に分け、最初は白黒ネガフィルムの処理を解説して行きます。

最初に処理の手順を解説してから、その処理を実行するアクションを作って自動化する方法を解説します。

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白黒ネガフィルムの階調反転

RAWファイルをCamera Rawで開く- 手順1

RAWファイルをCamera Rawで開く

撮影したRAWファイルをPhotoshopで開くと、自動的にプラグインのCamera Rawで画像が開かれます。

ホワイトバランスを修正- 手順2

ホワイトバランスツール

フィルムの露光していない部分をスポイトツールでクリックすると、フィルムベースの色が抜けてホワイトバランスが修正される。

※以下の手順画像にホワイトバランスを修正していない画像を使ってしまった為、手順2の画像と色が違っている事をご了承下さい。

角度補正ツールで傾きを直す- 手順3

平行線に沿ってラインを引く

ツールバーにある物差し型のアイコンをクリックしてツールを立ち上げ、画像のように本来平行の場所(今回は画像の縁)をなぞって線を引くと自動的に傾きが補正される。

または角度補正ツールのアイコンをダブルクリックしても自動で補正される。ただし上手く行かない事もあるので、その時に上記の方法を用いても良い。

切り抜きツールでトリミングする- 手順4

ハンドルをドラッグしてトリミング

角度補正ツールを使用すると自動的に切り抜きツールに移行するので、ハンドルをドラッグして余計な部分をトリミングする。

画像を16bitに変換してPhotoshopで開く- 手順5

16bitに変換

8bitのままPhotoshopで画像処理すると画質が悪くなるので必ず16bitに変換してから「画像を開く」をクリックしてPhotoshopで開く。

画像を開く

階調の反転- 手順6

階調の反転

メニューより【イメージ】→【色調補正】→【階調の反転】をクリックして、画像をネガからポジへ反転する。

反転された画像

レベル補正- 手順7

ピクセルの山が無い

ヒストグラムを見るとシャドーとハイライトにピクセル(画素)の山が無いのでレベル補正する。

レベル補正ダイアログ

メニューより【イメージ】→【色調補正】→【レベル補正】をクリックして、ダイアログボックスを開く。

オプションダイアログ

オプションボタンをクリックして、オプションダイアログボックスを開く。

チャンネルごとのコントラストを強調】を選択し、中間色をスナップにチェックを入れてOKボタンをクリックする。

アルゴリズムについては一番下の「明るさとコントラストを強調」以外の三種類は好みで選んで良いと思う。

中間調をスナップにチェックを入れると、画像のグレー部分を選んでそこをニュートラルな色調にしてくれ、ホワイトバランスが取れた状態になる。色かぶりが補正される。

最終画像

アクションを作成して処理を自動化

ここまでの処理をワンアクションで実行するためのオリジナルアクションを作成する。

最初に戻す

ヒストリーを開いて一番最初の「開く」をクリックし、最初の状態に戻す。

アクション

メニューより【ウィンドウ】→【アクション】をクリックして開く

新規アクションを作成

新規アクションを作成】をクリック

新規アクション

新規アクションダイアログボックスで任意のアクション名やファンクションキーを設定し「記録」ボタンをクリックして、記録を開始する。

アクションを保存

手順5〜6を再度実行し、停止ボタンをクリックするとアクションが保存される。

処理が実行される

再度開いた直後の状態に戻り、設定したファンクションキーで処理が実行されるか確認し、Jpegで保存する。

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完成写真

完成画像
カメラ:CANON FTb
レンズ:CANON FD 55mm f1.2 S.S.C
フィルム:イルフォード HP5 PLUS

おまけ

おまけとして、トーンカーブを使ってモノクロの調子を変更する方法を簡単に解説します。

温黒調(ウォームトーン)

調整レイヤーのトーンカーブ
温黒調

調整レイヤーのトーンカーブを開き、ブルーチャンネルの中間調をマイナス側に調整。これでブルーの補色であるイエローが強まり暖かい雰囲気のモノクロになる。

冷黒調(クールトーン)

冷黒調

同じく調整レイヤーのトーンカーブでレッドチャンネルの中間調をマイナス側に調整。これでレッドの補色であるシアンが強まりクールな雰囲気のモノクロになる。

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まとめ

今回は楽に手早くデジタルデュープした白黒ネガフィルムを画像処理する方法を解説しました。

もちろん、RAWファイルの段階でトーンカーブを使って一枚一枚処理した方が高画質になりますが、その方法ではたくさんの画像を処理するのが大変です。

それよりも、通常は今回の方法で処理し、これは丁寧に処理したいと言う画像のみをRAWファイルで丁寧に処理した方が効率的です。

それにやってみれば分かると思いますが、16bitで処理すれば今回の方法でも十分高画質な画像が作れます。

それではまた。

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