こんにちはaki99です。
古いiMacに続いて、またしても昔の製品を買ってしまった(^_^;
そいつの名は「Nikon F4S」泣く子も黙るF一桁カメラ・・・なのですが、デジタル全盛の今ではかつて20万円以上したフラッグシップもたったの1万円で買えてしまいました。
F4は凄く良いカメラなんだけど人気ないんですよ。それは何故か?
一代前のF3と比べ大きく重くなってしまったとか、色々と理由はあると思うけど、最大の理由はやはりF一桁のカメラでは唯一外装にプラスチックが使われてるからだと思います。金属外装とプラスチック外装、響きからして違いますもんね。
だからF3だと安くても3万円程度はするのに、F4はその三分の一で買えてしまう。でも、安いから買ったわけではないですよ。(それもあるけど(^_^;
そんなNikon F4ですが、今更私なんかが語らなくても、過去に色々なサイトで語られています。

だから、今回の記事では外観写真とオールドニッコールレンズで写した作例を中心にお届けしたいと思います。
Nikon F4その魅力的な外観
Nikon F4は一眼レフカメラがMFからAFに移り変わる時期の狭間に生まれたカメラ。だから、AF化を遂げながらもMFにも配慮した設計になっていて、ボタンやレバーやダイヤルが至る所にあるとてもごちゃごちゃした外観のカメラです。でも、それがメカメカしくて良いんですよ。もちろん、それが嫌いって方も多いんですがね(笑)
まずは見て下さい。
正面から。精悍で格好いいでしょ!
この一枚にダイヤルなどがどれだけ写っている事か!パッと見ただけで、シャッタースピードと露出補正のダイヤルとシャッターボタンが確認できます。その他にも色々と付いてるでしょ。いやあカッコイイ!
左肩には巻き戻しクランクが付いてますが、その同軸にISO感度変更ダイヤルも付いています。(もちろん、フィルムのISO感度ですよ)
そうそう、装着しているレンズは「Nikkor S.C Auto 50mm F1.4」今までは、APS-Cセンサーとフォーサーズセンサーでしか使った事が有りませんでしたが、初めてフルサイズの画角で使う事が出来ました。作例は後ほど紹介します。
F4ロゴの下にある銀色のボタンがプレビューボタン。このボタンを押すと、絞り羽根が設定した数値に絞り込まれるんだけど、ここがF4最大のウィークポイント。プレビュー鳴きと言って、このボタンを押す度にキュキュと音がする。それだけなら良いんだけど、症状がひどくなると絞り羽根をちゃんと動かせなくなる様になるらしいのです。
私が買った個体は格安だったので、当然プレビュー鳴きしています(T_T)ただ、幸いな事に絞り羽根はちゃんと動いているので、音さえ我慢すれば普通に使えます。でも、何とかしたいのでネットで色々と調べてみたら、KUREの接点復活スプレーを使えば直るらしい・・・でも、失敗したら壊れるらしい(^_^;
もうちょっとちゃんと調べてみます。
ペンタ部を正面から。もちろん、この中にはペンタプリズムが詰まっています。
後ろはこんな感じ。やっぱり丸窓は良いですね!
Nikon F4&オールドニッコールレンズの作例です
使用したレンズは「Nikkor S.C Auto 50mm F1.4」と「Ai Nikkor 28mm F3.5」。フィルムは「FUJIFILM SUPER PREMIUM 400」で撮影しました。
まだ、フィルムスキャナは持っていないので「カメラのキタムラ」で現像とデータ化をお願いしました。
Nikkor S.C Auto 50mm F1.4の作例
自転車とおじいさん
まずは散歩に連れ出して数枚スナップした中の一枚。何故か自転車があると写してしまうんだよね。
濃緑のジュリア
こちらは、ご近所のガレージに止まっているアルファロメオ・ジュリア 1300 SUPER。カッコイイのでたまに撮影させてもらってます。
イノシシの絵馬
初詣を兼ねて、妻と一緒に「道野辺八幡宮」に撮影に来ました。ボケ具合を確かめるために絞り開放で。
Ai Nikkor 28mm F3.5の作例
晴れ着と八幡宮
この日は成人式前日の日曜日だったことも有り、晴れ着の女の子がちらほらと参拝していました。
道野辺八幡宮
神社や八幡宮の名前の書かれた物。調べてみたら「扁額」と言うそうです。
道野辺八幡宮の提灯
「Ai Nikkor 28mm F3.5」も35㎜フルサイズの画角では初めて使いました。歪曲も少なくシャープに写る良いレンズですね。
八幡宮で初詣する人々
みなさん、今年が良い年になるといいですね!
まとめ
私はこれからはミラーレスカメラが主流になると思い、数年前からマイクロフォーサーズカメラを使ってきました。その考えはやはり正しくて、徐々に一眼レフからミラーレスへレンズ交換式カメラの主流が移ってきて、昨年NikonとCanonから相次いで発売されたフルサイズミラーレスカメラにより、完全に主流はミラーレスになりました。
ただやっぱり光学ファインダーも気持ちいいんだよね。だから、一眼レフカメラも欲しいんだけど「D850」とか高くて買えないし(^_^;
そこでふと考えたのです。最高の光学ファインダーを味わいたいだけならフィルム一眼レフでよくね?
そこで色々調べてみると、Nikonが誇るF一桁機種の中で最も人気の無いF4なら格安で買える。しかもその光学ファインダーは最高で、一部のフィルム愛好家の間では最高のMF(マニュアルフォーカス)カメラと呼ばれている事を知りました。

よしっ、F4買うぞ!
そう思った私は、最初メルカリやヤフオクに良い出物が無いか探してみましたが、なかなか見つかりません。それに、やっぱり個人売買はリスクがあるから怖いし・・・。
でも、「業者だと高いだろうな。」と思いつつも一応探してみると・・・。
たったの1万円であるじゃないですか!古いカメラだとやっぱり故障が心配だけど、私の購入した「サンライズカメラ」なら1ヶ月の返品保証があるので安心して購入する事が出来ました。
そして、届いたF4を握ってみると・・・もの凄く重い(笑)
でも、その剛性感は凄まじく、これがフラッグシップカメラの造りなのか!と感動を覚えました。
このF4を相棒にこれからはフィルムでもどんどん撮影していきたいと思います。
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