先日所用で横浜に行った折にFUJIFILM X-E4でスナップしてきたみなとみらい周辺の写真をFUJIFILM X RAW STUDIOを使って色々なフィルムシミュレーションで現像してみました。
このアプリの機能を簡単に説明すると、カメラ内RAW現像と同じことをパソコンの大きな画面で再現出来るという事になります。
という事は現像後の写真はいわゆるJpeg撮って出しと同じという事になるので、このアプリで好みの設定を見つけてそれをカメラのカスタム設定に登録すれば、同じテイストの写真がシャッターを押すだけで写せるようになるのです。
このアプリの概要と詳しい使い方については下の記事で詳しく解説しているので、使ったことのない方はぜひ読んでみて下さい。
FUJIFILM X RAW STUDIOの使い方とその大きな価値とは? | ガジェぶろぐ (gadgeblog.com)
横浜みなとみらい周辺の写真
カメラ設定 絞り優先オート WB:雰囲気優先 測光方式:マルチパターン
上記の設定で撮影しました。
また露出補正については撮影時やアプリ上で適宜行っています。
写真のキャプションに現像パラメータと使用レンズや撮影設定を表記します。
写真はクリックで拡大します。
ASTIA
PROVIA、Velvia、ASTIA、この基本的な三種類のフィルムシミュレーションの中では、私はASTIAが一番好きでよく使っています。
ASTIA+カラークロームブルー:弱を使うと、青色がとても爽やかに仕上がるので、夏の青空や水辺の風景に最適な設定だと思います。
ETERNAブリーチバイパス
使い所は難しいけれどハマるとめちゃくちゃエモい表現ができるフィルムシミュレーション。
彩度を大きく落としつつコントラストをやや高めた仕上がりは、渋い被写体をさらに渋く描写します。
クラシッククローム
どんな被写体も意味ありげに写しとる、ドキュメンタリータッチのフィルムシミュレーションです。
社会的なメッセージを込めた写真など重厚な仕上がりを求めたい時には、やはりこのクラシッククロームが最適だと思う。
クラシックネガ
フィルムライクな仕上がりを求めたい時には、やはりこれでしょう!
登場以来大人気のフィルムシミュレーション。ただ、個性が強すぎて、最近クラシックネガに撮らされている感が強く、個人的には使い所が難しく感じています。
ベルビア
ビビットな発色を求めたいならやはりVelvia!
今回は使っていませんが、Velvia+カラー:−1+カラークロームエフェクト:弱をカスタム登録してネイチャー撮影時に使っています。
PRO Neg. Hi
やや彩度を抑えめの自然な発色で、コントラストもやや高くメリハリのある描写が期待できます。
やや地味な存在ですが、とてもオールマイティーで優秀なフィルムシミュレーションで私は好んでよく使っています。
ACROS(Rフィルター)
フィルムのネオパン100ACROSは超微粒子で有名ですが、このデジタル版もとてもシャープで諧調豊かなモノクロ表現ができます。
今回は青空を暗く落とすためにRフィルターを使ってみました。微粒子で諧調豊かな描写はやはり美しいのですが、粗粒子のネオバン1600 Super PRESTOを模した荒々しい描写のモノクロフィルムシミュレーションも欲しいなあ。
おまけ-TTArtisan 17mm f/1.4 C ASPH
先程までの画像は全て純正レンズの「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」と「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」で撮影しましたが、その他に最近話題の中華レンズ「TTArtisan 17mm f/1.4 C ASPH」でも撮影したのでその写真を2枚掲載します。
このレンズは別の記事でじっくりレビューしようと考えているので、他の写真はその記事に回します(笑)
ASTIA
クラシックネガ
このレンズには電子接点がなく、絞りの数値がEXIFに記録されないので掲載しておりません。ただ、このレンズは開放ではかなり甘くスナップには適さないので、ほとんどの撮影はF5.6あたりで行いました。
まとめ
今回色々な写真をFUJIFILM X RAW STUDIOで現像してみて、カスタムに登録したい設定が色々と見つかりました。
特にASTIA+カラークロームブルー:弱の設定は夏の定番になりそうです。
あなたもFUJIFILM X RAW STUDIOを使って自分の色を見つけてみませんか?
それではまた。
今回の使用機材
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