エレコムマウスアシスタント|フライングスクロールのおすすめ設定方法

アイキャッチ Mac

こんにちはaki99です。

エレコムのマウスを使っているほとんどの方は「エレコムマウスアシスタント」というユーティリティソフトで、ボタン機能のカスタマイズ等を行ってマウスを利用していると思います。

しかし、その中の一機能「フライングスクロール」を利用している人は思ったよりも少ないと感じます。

利用者が少ないその理由は、マウスホイールでスクロールしながらサイトを見ていたら、いきなりページが勝手にスクロールを始めてイライラ。その理由をネットで調べたらマウスアシスタントを有効にしているとその挙動が起こることを知り、「そんな機能いらない」と思って無効に設定してしまう人が多いからだと思います。

もちろんマウスアシスタントを使わなくても、特に不便はないので私もずっと設定を無効にしていたのですが、ホイールをクルクル回す行為も度が過ぎると指にダメージを与え、マウス腱鞘炎のリスクが高まります。

そこでもう一度マウスアシスタントの設定を見直してセッティングしたところ、設定を自分の感覚に合うように調整すれば、思った通りの挙動になり、そうなればホイール操作の回数が大幅に減って先ほど書いたマウス腱鞘炎の予防にもなりますし、何より楽にページを読める様になります。

そんなちゃんと使えば凄く便利なフライングスクロールについて、これから丁寧の解説します。

フライングスクロールとはどんな機能?

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そもそもフライングスクロールとはどんな機能なのか?

エレコムのサイトを見てみると「ホイールを勢いよく回転させると、ホイールを指先で回し続けることなく、慣性により一定時間スクロールが続き、長い文章やWEBページを楽に閲覧できる機能」とあります。

その通りなのですが、この機能を発動するきっかけとしてホイールの回すスピードや回数を設定して利用するので、その設定が自分の感覚と合わないと、前述の様に勝手にスクロールされたと感じ「このクソ機能いらね〜」何て思ってしまうのです。

でも、設定がピタリと合えば「楽にページを閲覧できる神機能じゃん!」なんて感じるかも?

それでは、その設定方法を次に解説しますね。

フライングスクロールの設定方法

今回の記事はMacの画面で解説しますが、Windowsの場合も同様に設定する事ができます。

Macでは「システム環境設定」Windowsでは「コントロールパネル」にあるアイコンをクリックして、マウスアシスタントを起動してみましょう。

ウインドウが開くと、ボタンの設定などの下側にフライングスクロールの設定があり、その中には「回転数」「回転速度」「スクロール速度」という3種類の設定項目があり、その3つを微調整して自分の好みに設定します。

回転数

私の場合は、この回転数とは一体なんの設定なのかが、最初よく理解出来なくてフライングスクロール自体が分からなくなっていました。

逆に言えば、この回転数が理解できた事でフライングスクロールを使える様になったのです。

その「回転数」とは、ホイールを動かす回数のこと。

回転数のプルダウンメニューをクリックすると、画像の様に【無効】と1〜5までの数字を設定できる事が分かります。

もちろん、無効はフライングスクロールを無効にする設定なのは、誰でもわかると思いますが、例えばここの数字を2に設定すると、ホイールをビュン、ビュン、と2回動かした時に機能が発動する様になるのです。

だから、フライングスクロールを適当に設定していると、縦に長いページをどんどんスクロールしようとして、ホイールを素早く何度も回すと、突然この機能が発動して勝手にスクロールしてしまうのです。

回転速度

この設定は、文字通りホイールを回転する速度のことです。

よく分からずに、ここを遅い方向に設定していると、例えばじっくりとページを読みたくてゆっくりホイールを回していても、突然機能が発動してしまいます。

ですから、基本的には真ん中から右側の速い方向に設定するのがいいと思います。

そしてフライングスクロールの設定の肝は、ここまでに紹介した「回転数」と「回転速度」二つの設定にあり、ここを微調整しながら追い込んでいけば必ず自分好みの設定が見つかります。

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スクロール速度

最後のこの設定は、フライングスクール機能が発動された時にどれ位のスピードで自動スクロールするかの設定なので、ここは自分の好みで設定して問題ありません。

スクロール方向ナチュラルを使っているMacユーザ向け設定

Windowsユーザの場合は、ここまでの解説をふまえてフライングスクールをセッティングすれば大丈夫ですが、Macユーザでマウスのスクロールの方向をナチュラルにしている方は、更に設定を考える必要があります。

ナチュラルとは、数年前からMacに取り入れられた方式です。

Windowsなど従来のOSではマウスホイールを下方向に回転させるとウェブサイトなどのページが下に動き、上方向に回転させると上に動きます。

Macでもそれは同じだったのですが、先ほど書いたように数年前に逆方向に変更されたのです。

それは一体なぜでしょう?

ここで、いったんパソコンの事を忘れてスマホについて考えてみましょう。

スマホでページを下方向に見て行く時には、指を下から上方向に動かしますし、それが人間の感覚と合っているので全く違和感は感じません。

そう、Appleはそれが自然な動き(ナチュラル)と考えて、Macのスクロール方向をiPhoneと合わせたのです。

文字だけの解説では分かりづらいので、図を書いてみました。

しかし、このフライングスクロールはナチュラル方向には対応していないので、マウスホイールを上に動かしながらページを読んでいる時にこの機能が発動すると、ページがいきなり上に戻って行ってしまうのです。

Windowsならホイールをくるくる回してページを読んでいて、フライングスクロールが発動してもページは同じ方向に動くので何の問題もありませんが、Macのナチュラルでは逆方向に動いてしまう。

結局私はその問題にどう対処したのか?

まず、回転速度を真ん中より速い方向に動かして、ゆっくりホイールを動かしながらページを見ている時には発動しないようにしました。そして、回転数を2にして、ホイールを一回早く動かしただけでは発動しないようにしました。

この様に設定したところ、普通にページを見てる時に勝手にフライングスクロールが発動する事はほぼ無くなりました。

そして、機能を使いたい時にホイールを素早く2回動かす事にしたのです。

もちろん、ナチュラル方式とは逆方向に動かすのですが、下方向の場合は下、上方向の場合は上に動かすので頭を切り替えれば意外と混乱しません。

もちろん、フライングスクロールがナチュラルに対応してくれれば、それが一番良いのですが。

エレコムさん、よろしくお願いします。

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まとめ

フライングスクロールの使い方を調べようとネットを検索したら、勝手にページがスクロールする事に対処するために、機能を無効にする記事ばかりがヒットして、使い方について詳しく解説している記事がほとんど見つからなかったので、自分で書いてみました。

この記事を読んで、一人でも多くの方がフライングスクールの便利さに気付いてくれたら幸いです。

それではまた。

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