M1 Mac mini(2020)一年レビュー!使って感じた7つの事

Mac

MacにApple SiliconのM1が搭載されてから、もう一年以上が経つのですね。

最近本当に時の経つのが早く感じられて、このままではすぐに寿命が来てしまうと半ば本気で焦っています(汗)

それはさておき私はM1 Mac mini(2020)を発売直後に入手して、翌日には文鎮化させ……

その普及方法を記事にしたところその記事にたくさんのアクセスを頂きました。読んでいただいた方ありがとうございます。

そんなM1(無印)も新型Macbook ProにM1PRO&M1MAXが搭載された事により、ちょっと型落ち感が出たように感じる方も多いと思います。

では、発売から1年が経ったM1Macを今から買うのは損なの?

それについて私の見解を書いてみようと思います。

あき
あき

て言うか、いきなり私の見解を書いてみようなんて言ってもお前は誰だ?って感じだと思うので簡単に自己紹介すると、子供の頃から機械好きのおっさんで、Windows95の時代からパソコンを自作し、現在はWindows自作PCとM1Mac mini、ついでに古いMac miniにLinuxを入れた三刀流でパソコンを楽しんでいる男です。

M1 Mac mini(2020)は今でも買う価値があるのか?

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結論から言うと今でも買う価値は十分あります。

2021年末現在の今、もちろん新しいMac miniは出ていないし、いつになるか分かりませんが、次のMac miniが出る時には新しいMシリーズチップが搭載される可能性が高いので現在の79,800円(税込)〜のようなバーゲンプライスで発売される可能性は低いと思う。

現在のM1が下位グレードとして残される可能性はありますが。

そもそもM1 Mac mini(2020)は現時点でWindows機を含めてもトップレベルのパフォーマンスを持つコスパ最強のパソコンなので、今後数年間は余裕で第一線で使えるはず。

また、今回の記事はM1 Mac mini(2020)について書いていますが、そのほとんどの事はM1を搭載した他のMacにも当然当てはまります。

ですからMacBook Airや24インチiMacを狙っている方も参考にして見て下さい。

M1 Mac mini(2020)を1年間使って感じた7つの事

ここからは私がM1 Mac mini(2020)を1年間使い倒して感じた7つの事を書いてみます。

起動やスリープからの復帰がとにかく早い

具体的にはトラックパットをちょっと触ってからモニターの電源を入れ、そのモニター画面が点灯したら既にログイン画面が開いている感じです。

ちなみに電源を落とした状態からスイッチを入れてログイン画面が出るまでをストップウォッチで計ったら約17秒で起動しました。再起動は体感で30秒くらいかな。

とにかく使いたいと思ったらほとんど待たずに使えると言っても過言ではありませんよ。

もちろん画面を開いたらすぐに使えるノート型のM1 Macには敵いませんが、デスクトップパソコンとしては異常に速いことに変わりはありません。

全ての動作が安定して早い

殆ど全てのパソコンユーザーが行うのは、ファイルをコピーしたり移動したりするファイル管理とブラウザーを使ったネット検索や記事や動画の閲覧だと思いますが、それらに関してはほぼノーストレスです。

ファインダーの起動や動作はサクサクだし、ファイルのコピーも内蔵SSD内なら大きめのファイルでも本当に一瞬です。

外付けHDDに対してはかなり遅いけど、これはHDDがボトルネックになるので仕方がない事。

ブラウザーでの作業については20個くらいタブを開いても余裕で動きます。もちろんYouTubeの4K動画もコマ落ちなく再生できますよ。

ただし私のMacはメモリを16GBに増設しているのでデフォルトの8GBではもしかすると動作が緩慢になる事もあるかもしれません。

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アプリの起動は早いけど爆速ではない

YouTubeの動画なんかではPhotoshopなどの大物アプリも一瞬で立ち上がります!何て言ってる人もいるけれど、それは半分嘘です。

確かにMacを再起動して他に何もアプリが起動してない状態でPhotoshopを立ち上げると5〜10秒ほどで立ち上がります。

しかし普段の作業中はブラウザで数個のタブを立ち上げ、ミュージックなどでBGMを流し、他にもテキストエディタなど何個かのアプリを立ち上げていますよね?

そんな状態でPhotoshopを立ち上げると起動にある程度時間が掛かります。

具体的には20〜30秒ほどなので、個人的には爆速ではないけどまあ速いかなって感じに思ってます。

Photoshopの選択とマスクが軽く動きます!

Photoshopには「選択とマスク」という機能があって、これを使うと髪の毛やぬいぐるみなどのふわふわの境界線を綺麗に選択できるのですが……とにかくマシンパワーを必要とする処理なのです。

M1 Mac mini(2020)の前に使っていたCore i3-9100Fを搭載した自作マシンでは選択ブラシがカクカクしちゃて上手く選択出来ない事も多いし、挙句の果てにはPhotoshop自体がフリーズしてしまう事もありました。

しかしM1 Mac mini(2020)では、その「選択とマスク」がぬるサクってほどでは無いけれど、ほぼノーストレスで動きます。

もちろん私のメインカメラ、FUJIFILM X-E4が出力する2600万画素程度の画像データならレイヤーを10枚くらい重ねても、何の支障もなく作業出来るし、その他私がPhotoshopで行うどんな作業でもストレスを感じたことは殆どありません。

このPhotoshopの動作は一例だけど、もちろんLightroom Classicもサクサク動いて書き出しなども早くて快適、動画はまだまだ勉強中なので多くは語れないけどDaVinci Resolveで簡単な動画を作るだけなら何のストレスもありません。

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メモリは出来れば16GB欲しい

先ほども書いたように私のM1 Mac mini(2020)はメモリーを16GBに増設しているのですが、その私のMacではメモリー不足を全く感じない……かと言えばそういう訳ではありません。

例えば数日間再起動せずに休止だけでMacを使っている時、Photoshopに何枚も写真を読み込んで作業すると、メモリー不足で処理に遅延が発生する事もあります。

もちろん再起動すればサクサクに戻るのですが、16GBでこれなら私の使い方では8GBのM1 Macで作業すると、もっと頻繁にメモリー不足になって快適に作業出来ないと思う。

もっとも私はプロ並みとは言わないけれど、パソコンを結構ハードに使っている方だと思うので、軽い作業が主な方の場合は8GBでも大丈夫なのかも知れません。

しかし、M1を搭載する以前のMac miniなら購入後にメモリーを増設する事が出来たけど、M1 Mac mini(2020)の場合はメインメモリーがM1に統合されているので後から増設することは物理的に不可能です。

ですから少しでも不安があるなら頑張って16GBにした方が後々快適に作業できると思います。

外付けHDDとのやりとりはボトルネックになります

私のM1 Mac mini(2020)はストレージも1TBに増設しているのですが、日々増えて行く写真ファイルを内蔵ストレージに収めることは出来ないので4TBの外付けHDDを常時USB接続し、ミラーレスカメラで撮影したデータはLightroom Clasicのデータ保存先に指定してそちらに収めています。

その他にもブログで使う写真やその他のデータなど大きなファイルはそのHDDに収めているのですが、そのアクセス速度がちょっと遅くて若干ストレスを感じています。

ファイルのコピーなどが遅いのはその時だけ待てば良いからまだ良いけど、HDD内のファイルを利用しようとアクセスする時、普段休止状態のHDDが起動してそれからファイルを読みに行くので結構時間がかかるのです。

と言っても数秒程度なのですが、何せ内蔵SSDとのやり取りが爆速なのでHDDとのギャップが大きいため余計に遅く感じるのでしょう。

そのHDDの遅さを少しでも緩和する対策として今考えているのが、この商品のようなドッキングステーションに2.5インチSATA SSDを内蔵して運用する方法です。

ただHDDと同じ容量の4TBのSSDはまだまだ高いので、内蔵するのは1TBにして直近のよくアクセスするデータだけを置き、アクセスしなくなったデータは既存のHDDに移すようにすればある程度ストレスなく作業できるかなと考えています。

アプリの互換性は殆ど心配なし

ご存知のようにM1シリーズが搭載される前のMacにはインテル製のCPUが搭載されていました。

それで当初はアプリの互換性に対して疑問符もありましたが、その問題に対してアップルが用意したRosetta2などの出来がとても良く一般的なアプリでは殆ど問題は発生しませんでした。

そうこうしている内にAdobeのアプリなどが相次いでユニバーサルアプリ化(M1でもIntelでもネイティブで動くアプリ)したので、今では殆ど互換性を考えなくても良くなりました。

もちろんDTM系など特殊なアプリやプラグインは除きますが。

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最後に

このM1 Mac mini(2020)はモニターやキーボードなどの周辺機器をすでに持っている人にとっては本当にコスパの高いパソコンだと思います。Windows機でも10万円前後でこれだけ速いマシンは見つかりませんから。

しかし今現在周辺機器を持ってないまっさらな状態でMacを購入するなら、オールインワンのiMacやMacBook Airを選んだ方がセッティングや使い勝手など色々な面で楽だと思います。

逆にモニターとかマウスやキーボードなどの周辺機器にとことんこだわるタイプの人にとってはこのMac miniは最高の相棒になる。

そういう意味では人を選ぶマシンだと思いますが、ハマる人にとってはこれほど良いパソコンはないと私は思う。

もちろん私にとっては今こいつが最高のパソコンです。

それではまた。

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