カメラ初心者必見 デジカメのAE(自動露出)を詳しく解説

2018/05/27
 
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パソコン、カメラや写真、オーディオなどが好きなおっさんです。スポーツも好きで、今はテニススクールに通って汗を流しています。他に釣りも趣味で、昔はルアー、渓流、磯釣りなど何でもやりましたが、今はお金が続かずお休み中(^_^; 余裕が出来たら再開したいなあ。 このブログは、パソコンとカメラや写真の事を中心に色々な事を書いてます。みなさま、これからもよろしくお願いします!

どもども!あきです(^^♪

前回の記事「デジカメが写真の明るさ(露出)を決定する仕組み」では、カメラが露出を決定する三つの機構、レンズの絞り、シャッタースピード、ISO感度についてお話ししましたね。

それを踏まえて、今回の記事では自動露出(AE)についてお話したいと思います。

この二つの記事を読めば、ちゃんと理論的に考えながら写真の明るさを決定することが出来るようになりますので、その知識をぜひ身に付けて下さいね。

AE(自動露出)を使いこなそう

モードダイヤル

ある程度高級なデジカメにはたいていモードダイヤルが付いています。

このダイヤルには、色々なアルファベットやマークが付いていますが、よく見るとどのカメラにも必ずついているモードがあります。

それが、M(マニュアル)S(シャッタースピード優先AE)A(絞り優先AE)P(プログラムAE)

この4つのモードです。(名前は各社で微妙に違いますが、この4つの機能は必ずあります)

この中のMモードは、絞りやシャッタースピードなどを全て自分で決めて撮影するモードなので、使う機会は限られます。ですから、最初のうちは覚えなくていいでしょう。

その他の3つのモードは撮影シーンによって使い分けることが多いので、使い方を覚えておきましょう。

実際にはこの中から使いやすい一つを選んで、ほとんどの撮影をそのモードでする人も多いのですが、他のモードの知識を持っていればいざという時に役に立つので、基礎だけでも身に付けておく事をお勧めします。

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ところでAEって何なの?

始めにAE(自動露出)には色々なモードがあります何て言っちゃったけど、肝心のAEが何なのか話してなかったですね。

昔々のカメラには、当然のことながらAEなんて機能は付いてませんでした。だから当時のカメラマンは、経験と知識で露出を決定して撮影していました。

ただ、それじゃあ素人は撮影するのが難しいので、フイルムの箱などに【このフイルムで晴天の昼間に撮影する場合、絞りをF8にするとシャッタースピードが1/60秒で適正露出になります】何て目安が書いてあって、それを頼りに露出を決定していました。

そんなある意味アバウトな露出では商売にならないプロカメラマンや一部のハイアマチュアは、被写体の近くの照度を測る外部露出計を用いて正確に露出を測り、その値をカメラに設定して撮影していました。

その後、現在でも使われているTTL測光方式が開発され、カメラに内蔵されるようになると写真撮影が圧倒的に簡単になり、アマチュアでもきれいな写真が写せるようになりました。

TTLとは Through the Lens (スルー・ザ・レンズ)の頭文字から採っており、文字通りレンズを通った光を測定します。

一眼レフではレンズを通った光は、撮影する瞬間までイメージセンサーに届かないため、AE専用のセンサーを内蔵して測光しますが、ミラーレスカメラでは常にセンサーに光が当たるため撮影用のセンサーで測光もしています。

ちなみに、一眼レフでも背面液晶を用いたライブビュー撮影時にはミラーがアップしてミラーレスカメラと同じようにイメージセンサーに光を当てて測光します。ですから、ファインダー撮影とライブビュー撮影では同じカメラでも露出が微妙にバラつく事があります。

とにかく、現代のカメラはいずれかのセンサーを用いてTTL測光を行い、その結果を絞りやシャッタースピードに反映させて撮影を行います。

それがAE(Automatic exposure)なのです。

ところで、測光とは何なのでしょうか?

測光とは、読んで字のごとく光の量を測ることです。

しかし、光を測ると言っても、どの場所をどのように測るかによって結果が変わってきますよね?

ですから、カメラには何種類かの測光方式が選べるようになっていて、撮影者が場面場面で最適な方式を選び撮影するのです。

これから、その測光方式を種類ごとに解説しますね。

多分割測光(評価測光)

多分割

各社によって色々な名称がありますが、すべてのカメラで一番メインになる測光方式です。

カメラにより数は違いますが、全画面を多数のエリアに分割してそれぞれのエリアの色や明るさなどを測り、解析してその場面に最適な露出値を演算して導き出します。

各社が一番力を入れて開発し、その実力を競っている測光方式です。

しばらく前のカメラでは、シーンによっては露出が安定しない場合がありましたが、最近の多分割測光はとても賢くなっているので通常はこの測光方式に設定しておけば間違いないでしょう。

  • 失敗が少なく、初心者でも使いやすいモード。
  • スナップなど速写が必要な場合は、このモードにしておくと使いやすいです。
  • 逆光やコントラストが強い場面はやや苦手。

中央部重点平均測光

中央部重点

古くから一眼レフに搭載されていた測光方式です。

画面の中央部を重点的に測光し、周辺になるにしたがって露出計の敏感度が下がります。メインの被写体が画面中央にある場合に使いやすいモードです。

多分割測光に比べて結果がシンプルに出るので、慣れてくると使いやすいモードです。

  • 主要な被写体が画面の中央近くに位置する場面の撮影に向いています。
  • 主要な被写体が小さかったり、画面の端にある場合は使いこなしにコツが必要です。
  • 結果がシンプルなので露出補正など露出のコントロールがやりやすいモードです。

スポット測光

スポット

スポットという言葉通り、画面のとても狭い範囲(1~2%ほど)を測光して露出を決めるモードです。

ピンポイントで露出を測るため、その他の部分の明るさには全く左右されないので、逆光で明暗差が激しかったり、コントラストの強い場面で威力を発揮します。

例えば、主役の子供が日陰でその他の背景が明るい日向の場合、多分割測光では子供が暗く写りがちですが、スポット測光に切り替えて子供の顔の明るさをピンポイントで測光することにより、子供が丁度よい明るさで撮影できます。

  • 逆光など、コントラストの強い場面を撮影する場合に有効です。
  • 測光する場所がピンポイントなので、少しでもカメラが動くと大きく露出が変わってしまう。
  • 使いこなしがシビアなので、普段使いには向いてないモードです。

絞り優先AEが一番のおすすめ!

測光方式には複数の方式があるのは分かりましたが、AE(自動露出)にも色々なモードがあります。

その中でも、一番使う方が多く色々な場面で使いやすいのは何と言っても絞り優先AEでしょう。

このモードでは、レンズの絞りを撮影者が決め、それに合わせてカメラがシャッタースピードを自動的に決定します。

でも、絞り優先AEの何がそんなに良いのでしょうか?

それは、失敗しないシャッタースピードをカメラが教えてくれる事です!

ISO感度が一定な場合、露出はレンズの絞り値とカメラのシャッタースピードで決定することは前にお話ししましたが、絞り優先AEに設定してレンズの絞り値を決めて測光すると、その絞り値に合わせてカメラが自動で丁度よいシャッタースピードを決定してくれるので、撮影に不都合な(大幅に明るいあるいは暗い)露出になることがありません。

そんなの当たり前じゃないかとあなたは思うかもしれませんが、すべてを自分で決めるマニュアルモードだけでなく、シャッタースピード優先AEでも、そのシーンの明るさに合わないシャッタースピード、たとえば薄暗い場面でISO100、シャッタースピード1/1000秒などに設定してしまうと、絞りを開放にしても光が足りず、とても暗い写真になってしまいます。

その点、絞り優先AEではそのようなことがないので、どなたでも使いやすいのです。

もちろん、薄暗い場面で絞りをF16などに絞り込んでしまうとシャッタースピードが大幅に遅くなり、手持ち撮影ではブレブレになってしまいますが、少なくとも真っ暗で何が写っているか分からないような写真にはなりません。

また、この記事では主に露出について書いているので簡単な説明にとどめますが、レンズの絞りは、露出だけでなく被写体のピントの合う範囲や背景のボケ具合もコントロール出来るため、ポートレートからスナップまで様々な撮影で使える応用範囲の広いモードなのです。

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シャッター速度優先AEでシャッタースピードを決め打ちしよう!

絞り優先AEはとても使いやすいのですが、被写体によってはシャッタースピードを自動で設定するという特性が合わない場合があります。

例えば、高速で動く被写体を撮影する場合です。

今あなたはサッカーフィールドの観客席にいて、あなたの子供がフィールドを縦横無尽に走り回るシーンを撮影しようとカメラを構えたとします。

この時にあなたが一番気を付けないと行けないことは、被写体である子供をぶらさない事です。

それには何が必要でしょうか?

そうです、シャッタースピードを速くすることです。

具体的には1/500秒以上。出来れば1/1000秒は欲しいところですね。

この時にあなたがしなけらばならない事は、シャッタースピード優先AEを選んで、シャッタースピードを1/1000秒に設定すること。そうすればカメラが自動的に絞りを選んでくれます。

ただし、レンズによって設定できる絞り値は決まっていて、それよりも絞りを開く事は出来ないので、絞り開放でも露出が合わず写真が暗くなってしまう事があります。この事は、絞り優先AEの所でも解説しましたね。

そんな場合でも慌てずにシャッタースピードをもう少し遅くしたり、ISO感度を高くして対応すれば、適正な露出で子供がピタリと止まった最高の写真を撮影することが出来ます。

このシーンとは逆にシャッタースピードを遅くしたいシーンもきっとあると思いますが、いずれにしてもシャッタースピードを自分の思い通りに設定したい場面では、このモードが役に立ちます。

絞り優先AEに比べて、使いこなすのは多少難しいですが、このモードをマスターすれば撮影の幅が大幅に広がるので、カメラや撮影になれてきたら是非チャレンジしてみましょう。

プログラムAEならシャッターチャンスを逃しません!

ここまで二つのモードについて解説してきましたが、次に紹介するプログラムAEは絞りもシャッタースピードもカメラ任せで撮影できるある意味一番簡単なモードです。

それってフルオートモードと何が違うの?

あなたはそう思ったかも知れませんね。でも違うんです。

フルオート撮影では、カメラ任せでしか撮影できず、もう少し露出やピントの範囲を変更したいなと思っても出来ませんが(出来るカメラもあるのかな?)プログラムAEでは、露出補正も出来るし、プログラムシフトを使えば絞りやシャッタースピードも変更できます。

だから、プログラムAEに設定しておけば、カメラの設定に手間取ってシャッターチャンスを逃すことなくどんどん撮影でき、ゆっくり設定を変更したいシーンにも対応できる、ある意味オールマイティーなモードなのです。

このモードが一番生きてくる撮影と言えば、やっぱりストリートスナップだと思います。

絞りだシャッタースピードだと、難しいことは頭から追い出して、プログラムAEを使ってシャッターチャンスを逃さず、気になったシーンをどんどん速写していくのも楽しいですよ。

露出補正って何?

ここまでの解説で度々出てきた露出補正についても簡単に解説しておきます。

最近のカメラは優秀ですから、AEが決めた露出でほとんどのシーンは撮影できますが、それでもやはり自分の思い描く露出にならないシーンも出てきてしまいます。

そんな場面で使うのが露出補正です。

ミラーレスカメラの場合は簡単で、ファインダーや背面液晶に映るシーンを見て、もう少し明るくしたいなあと思ったときには露出補正が割り当てられているダイヤルをプラス方向に、暗くしたい場合はマイナス方向に回してあげれば映っているシーンが明るくなったり暗くなったりするので、丁度良い明るさで撮影すればOKです。簡単ですね。

一眼レフの光学ファインダーは露出補正してもファインダーの見た目が変わることはないので、知識や経験で考えて補正する必要があります。またはライブビューを使うかですね。

注意点としては、一度露出補正すると次のシーンの撮影でも前の設定値が残っているので、それを忘れて撮影すると露出がずれてしまいます。戻し忘れには注意しましょう。

詳しい使い方については、各カメラのマニュアルを参考にしてくださいね。

まとめ

ここまでAE(自動露出)について色々と解説してきましたがいかがでしたか?

こんなに小難しく考えなくても、今のカメラは優秀だからただシャッターを切ればそれなりにきれいな写真が撮れてしまいます。

でも、せっかくミラーレスカメラなどのレンズ交換カメラを買ったなら、カメラ任せでなく自分でカメラを思い通りにコントロールして撮影したいですよね?

露出のコントロールは写真撮影の基礎であり、完璧なコントロールは究極の目標でもあります。

露出を制するものは写真を制す

写真とは光を写すものですから当然ですね。

だから、せっかくカメラを趣味にしたのならある程度の知識は身につけて、それを踏まえて撮影しましょう。

何も考えずに撮影している人と色々と考えて撮影しているあなた。

数年後、素晴らしい写真を撮影するのはどちらでしょうか?
ではでは(^_^)

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