最近のいわゆる中華製レンズの勢いは本当に凄い。
しばらく前までは安かろう悪かろうのレンズも散見されましたが、最近発売されたレンズのクオリティはどのレンズを見てもかなり高いと個人的には思います。
それでいて価格がとにかく安いので売れるのはある意味当然です。
そんな中華レンズの中から今回はTTArtisanのレンズをレビューしたいと思いますが、その前に筆者について簡単に自己紹介。
現在50代前半の私が本格的にカメラを始めたのはNikon D40を買った2007年なので、カメラ歴はそろそろ15年になりますが、最初のデジカメは2000年ごろに買ったNIKON COOLPIX800なので、そこから数えると20年オーバーになります。いやフィルムカメラは子供の頃からたまに使っていたので、そこから数えると……。
現在デジタルはミラーレスカメラのFUJIFILM X-E4をメインに撮影し、その他にフィルムカメラ(主に国産一眼レフ)やオールドレンズもたくさん所有し、撮影や白黒フィルムの自家現像を楽しんでいます。
フィルムカメラやオールドレンズについては別ブログ「ちゅかめ!」で扱っているので興味のある方はぜひお越し下さい!
どんなレンズかは知ってるから、肝心の写りが早く知りたいって方は下の記事に飛んで下さい。たくさんの作例を使って詳しくレビューしています!
TTArtisan 17mm f/1.4 C ASPHの概要
TTArtisanは中国の深圳にある銘匠光学の新興レンズブランドで、主にミラーレスカメラ用のMFレンズを製造販売しています。
最近は七工匠の7ArtisansやMachang OpticalのKAMLANなど本当に中国製のレンズブランドが元気ですが、その中でもTTArtisanの最近の人気は本当に高いと思います。
そこで今回はTTArtisan 17mm f/1.4 C ASPHというAPS-Cセンサーのカメラで使うと35mm換算約25.5mm相当の広角レンズについて、スペックや外観などをレビューしたいと思います。
TTArtisan 17mm f/1.4 C ASPHのスペック
対応マウント | 富士フイルムX, キヤノンEF-M, マイクロフォーサーズ, ニコンZ |
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フォーカス方式 | MF(マニュアルフォーカス) |
レンズ構成 | 8群9枚(ASPH非球面レンズ1枚、高屈折低分散レンズ3枚) |
対応撮像画面サイズ | APS-C |
最短撮影距離 | 0.2m |
絞り | F1.4-F16 |
絞り羽根 | 10枚 |
フィルター径 | 40.5mm |
サイズ | Φ約56mm-63mm × 約57.5mm(マウント部除く)*マウントにより異なる |
質量 | 約250-275g |
今回レビューするのは富士フイルムXマウント用のレンズになります。
レンズ構成(8群9枚)/MTF図
■ ASPH(非球面)レンズ ■ 高屈折低分散レンズ
TTArtisan 17mm f/1.4 C ASPHの外観
ご覧のようにレンズはとてもコンパクトですが、鏡筒は金属製なので良い意味で持ち重りのする所有欲の満たされるレンズです。
画像は全てクリックで拡大します
TTArtisan 17mm f/1.4 C ASPHの作例
次回の実写編ではシチュエーション別に沢山の作例を紹介するのでご期待下さい。
まとめ
今回は概要編という事で主にスペックや外観についてご紹介しました。
レンズの描写については次回の実写編で詳しく書きますが、ここでも簡単に書くと、開放では柔らかい描写ですがボケはなかなか綺麗で、絞れば画面全面でしっかりとシャープな描写になります。
個人的には開放で使うよりもある程度絞って使うのが好きですね。
それでは次回の実写編もぜひご覧下さい!
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